お肌のくすみには、さまざまな種類があります。
茶色っぽいくすみや、グレーに近いくすみ、そして今回スポットを当てる黄ぐすみです。
それぞれのくすみでは、原因もそれぞれ異なります。
では、一体黄ぐすみの原因は何なのでしょうか?
早速ご紹介していきたいと思います。
ぜひ、今後のスキンケアの参考にしてみてくださいね!
◎黄ぐすみの原因は、ズバリコレ◎
黄ぐすみの原因は、主に2種類です。
一つは、体内のタンパク質が糖や脂肪と結びついてしまい、お肌を黄色くしてしまうといった「糖化」です。
もう一つは、タンパク質と脂質の分解物の結合によっておこる「カルボニル化」です。
それでは、もう少し詳しく糖化とカルボニル化についてご紹介していきます。
糖化とは、体内のコラーゲンやエラスチンなどといったタンパク質が血液中の糖分と結びついてしまい、それが体温によって加熱されます。
学生のころに、カラメルの実験を行った方はいらっしゃいませんでしょうか?
そのとき、過熱をしすぎると焦げてしまうといった失敗をするグループがあったかと思います。
これと同じように、タンパク質が糖分と結びつき、体温で加熱されると茶色く焦げ付いてしまうのです。
そうすると、黄ぐすみとなってあらわれます。
また、糖化とは真皮で起こるということが分かっています。
真皮が糖化すると、ほうれい線やたるみ毛穴の原因ともなってしまうため、対処が必要です。
近年では、表皮でも糖化が起こることが分かっているため、バリア機能の低下やターンオーバーの乱れなどが起こり、お肌が乾燥したりしてしまうのです。
カルボニル化とは、体内のタンパク質が脂質と結びつき、分解物の結合によっておこるものです。
こちらの黄ぐすみは、糖化の黄ぐすみよりも濃く表面に現れるのが特徴で、弾力やハリが失われがちになってしまいます。
◎予防や改善は早めに◎
糖化により黄ぐすみは、食生活から改善していくのがベターです。
糖化を防ぐには、満腹になるまで食べず、腹8分目までに抑え、よく咀嚼し、ゆっくりと食べることが一番大切です。
1回の食事には最低でも20分はかけるようにしましょう。
食べる順番はベジタブルファーストが一番です。
最後に、炭水化物を食べるのがお勧めです。
ビールや日本酒も糖質が高い為、飲み過ぎには注意し、たしなむ程度にとどめておきましょう。
◎適度な運動も忘れずに◎
大人になると運動をしなくなってしまいますが、これが一番危険です。
健康的にもよくありませんので、適度な運動は意識するようにしましょう。
代謝アップ、血行促進にもつながるため、運動は良いことばかりです。
水分を十分にとり、軽いウォーキングやジョギングといった有酸素運動を取り入れるだけでOKです。
泳ぐのもいいですね。
食後すぐの運動ではなく、30分~1時間経ったころに行うといいですよ。
くすみの中でも。黄ぐすみは大変厄介です。
あなたも早めの対処を心がけてくださいね。